輸入原価に占める輸入コストの割合とは?

 
 輸出価格 x 110%(1.1倍)~120%(1.2倍)
くらいが、輸入業者の倉庫に届いたときの輸入原価になると、前々回(3月9日)
のブログで述べました。

 今回は、なぜそうなるかという理由についての補足説明をします。

 
 現地輸出価格 + 輸入コスト = 輸入原価 となる
ことは、2月28日のブログ「輸入原価とは?」で勉強しました。

 輸入コストとは、海外メーカーから買い付けた製品の輸入に関わる様々な
費用の合計を指します。

 つまり、国際輸送費、海上貨物保険料、輸入関税、輸入消費税、輸入通関
手数料、国内運送費などの合計が輸入コストです。

 
 現地輸出価格 x 110%~120% = 輸入原価 
というように、製品によって輸入コストでバラツキの幅が見られる理由は、
輸入する製品の特性によって、輸入コストが異なるためです。

 
 現地輸出価格に比べて輸入コストが高くなる製品の代表格は、製品の容積が
大きい割に現地輸出価格が低い傾向がある、洗剤、飲料水、材木などです。

 洗剤やペットボトル入り飲料水などの現地輸出価格は低いのですが、日本
まで運んでくるための運賃が輸入原価を押し上げてしまいます。

 私の経験では、たとえば輸入洗剤の場合、現地輸出価格 x 140%
くらいが輸入原価となります。


 反対に、現地輸出価格に比べて輸入コストが低い製品の代表格は、製品の容積が
小さい割に現地輸出価格が高価な製品、たとえば、ブランド品、宝飾品、アクセサリー、
高級雑貨、高級家庭用品、手術用道具などです。

 高級品の場合は、製品の現地輸出価格が高くても、輸入原価に占める運送費などの
輸入コストの割合は小さくなるというわけです。

 たとえば高級雑貨の場合、現地輸出価格 x 110%程度が輸入原価
となることが多いものです。

(次回につづく)


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プロフィール

hikonaka

Author:hikonaka
国際ビジネスブログへようこそ!

26才で東京大手町の有名総合商社を脱サラ。

辞めた理由は、ちょっと単純すぎたかも?。。。でしたが、大きな歯車のひとつだけでは人生物足りないかなと感じたから。

脱サラ後は、渋谷の露天で瀬戸物を売ったり、六本木の場末で弾き語りのバイトをしたりして、少しずつ起業資金を蓄え、28歳のとき貿易会社を立ち上げました。

最初は社員一人だけ、明日の食事にも窮する毎日。でも、胸躍る青春の日々でした。

それから30数年、紆余曲折、波乱万丈、いろいろありましたが、輸入ビジネスというビジネスモデルは国際的な人脈・友人が増え、時には日本市場でヒットする商品が出て結構儲かったりして、日々楽しいものです。

また、各国見本市でのヒット商品開拓や海外メーカー訪問で、世界を飛び回り、海外での仕事、休日、食事、交友など、公私共にいろいろな幅広い経験が出来ます。

私が今まで日本市場にデビューさせて大きなヒット商品となった輸入商品は数々あります。

たとえば、皆さまにおなじみの商品としては;

■ワイン保存器具「バキュバン」

(オランダ製)
■卓上製本機「とじ太くん」
(オリジナル製品)
■電池電動お掃除ブラシ「ソニックスクラバー」
(中国製)

などが挙げられます。

この輸入ビジネスという面白いビジネスモデルのノウハウや日々の出来事などを皆様にもお伝えし、少しでも皆様の実りある人生のお役に立てればといいなと思っています。
  
それと、自分なりの自慢話は、少年時代、「空気投げ」で有名な伝説の柔道家、:三船久蔵十段がご存命中に、講道館で受け身の稽古をつけてもらっていたということです。いまでも三船十段との感触が、私の身体に息づいているような気がして、勇気づけられます。

どうぞよろしくお願いします。


その他の略歴
■1994年 貿易貢献で日本貿易振興会(ジェトロ)理事長表彰受賞

■2002年 ジェトロ認定貿易アドバイザー試験問題作成委員に就任

■日本貿易学会会員

■特別授業・講演
 (海外)
  ケンブリッジ大学MBA
  クランフィールド大学MBA
  ストックホルム経済大学
  ヘルシンキ工科大学
  ベルリン自由大学
  ロンドン商工会議所
  ミラノ商工会議所
  ほか。

 (国内) 
  麗澤大学
  東京経済大学
  横浜商科大学
  日本貿易振興機構(ジェトロ)
  仙台商工会議所
  福島商工会議所
  甲府商工会議所
  盛岡商工会議所
  いわき商工会議所
  しまね産業振興財団
  国際経済交流財団
  ほか。

 (出演)
  英国BBCテレビ国際放送
  NHK教育テレビ
  
 
著書

「輸入ビジネスの新しい儲け方」
(すばる舎) New!

「ぜったい儲かる!輸入ビジネス」
(すばる舎)

「輸入ビジネスーヒット商品のつくり方、見つけ方」
(すばる舎)

「起業バンザイ!会社をつくって成功する人しない人」
(すばる舎)

「Selling into Japan」
(英国Venture Handbooks)

「実践 国際ビジネス教本」
(世界経済情報サービス刊。ジェトロ編集)

「貿易戦争から見る世界と日本」
(こう書房)

「輸入ビジネスはこんなに儲かる」
(かんき出版)

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