製品回収費用はどのくらいかかるか?


 中国製品の輸入を計画するとき、その品質については、
とにもかくにも疑ってかかることが、絶対に必要不可欠
です。

 中国製品の場合、改善、改良を加えずに日本市場で
販売するということは、まったく考えられないことです。

 とりわけ、家電製品は、発火や火災の原因となる危険が
あります。

 今回の電気ケトルの回収問題のように、販売済みの
全製品を回収して返金したり修理したりするということに
なるからです。

 回収には、次のような膨大なコストがかかります。

 ・製品の返送にかかる費用(着払い)

 ・(返金の場合)代金と振込み手数料

 ・(修理の場合)修理費用、そして再発送費用(梱包、
  発送送料など) 

 ・さまざまな人件費

 ・その他の費用(通信費、回収通知費など)


 たとえば、今回の電気ケトルでは、対象となっている
14万台のうち半数の7万台を回収するだけでも、次の
ように膨大なコストがかかるものと推定されます。

 ・製品の返送にかかる費用(着払い)
  一件あたり1,000円x5万台=5,000万円

 ・(返金の場合)代金
  3,000円x5万台=1億5,000万円 
 
 ・(返金の場合)振込み手数料
  300円x5万件 =1,500万円

 ・(修理の場合)修理費用
 1,000円x5万件=5,000万円

 ・再発送費用(梱包、発送送料など)
  400円x5万件=2,000万円
 
 ・さまざまな人件費
  一件当たり200円x5万件=1,000万円

 ・その他の費用(通信費、回収広告通知費など)
  通信費:一件当たり300円x5万件=1,500万円
  回収通知広告費:最低でも2,000万円以上(主要紙の
  社会面に2~3回)

 ざっと見積もって、3億円以上の費用が掛かります。

 輸入発売元が中小企業だと、即倒産という事態に
直結します。





 

 経済的な体力のない中小企業
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プロフィール

hikonaka

Author:hikonaka
国際ビジネスブログへようこそ!

26才で東京大手町の有名総合商社を脱サラ。

辞めた理由は、ちょっと単純すぎたかも?。。。でしたが、大きな歯車のひとつだけでは人生物足りないかなと感じたから。

脱サラ後は、渋谷の露天で瀬戸物を売ったり、六本木の場末で弾き語りのバイトをしたりして、少しずつ起業資金を蓄え、28歳のとき貿易会社を立ち上げました。

最初は社員一人だけ、明日の食事にも窮する毎日。でも、胸躍る青春の日々でした。

それから30数年、紆余曲折、波乱万丈、いろいろありましたが、輸入ビジネスというビジネスモデルは国際的な人脈・友人が増え、時には日本市場でヒットする商品が出て結構儲かったりして、日々楽しいものです。

また、各国見本市でのヒット商品開拓や海外メーカー訪問で、世界を飛び回り、海外での仕事、休日、食事、交友など、公私共にいろいろな幅広い経験が出来ます。

私が今まで日本市場にデビューさせて大きなヒット商品となった輸入商品は数々あります。

たとえば、皆さまにおなじみの商品としては;

■ワイン保存器具「バキュバン」

(オランダ製)
■卓上製本機「とじ太くん」
(オリジナル製品)
■電池電動お掃除ブラシ「ソニックスクラバー」
(中国製)

などが挙げられます。

この輸入ビジネスという面白いビジネスモデルのノウハウや日々の出来事などを皆様にもお伝えし、少しでも皆様の実りある人生のお役に立てればといいなと思っています。
  
それと、自分なりの自慢話は、少年時代、「空気投げ」で有名な伝説の柔道家、:三船久蔵十段がご存命中に、講道館で受け身の稽古をつけてもらっていたということです。いまでも三船十段との感触が、私の身体に息づいているような気がして、勇気づけられます。

どうぞよろしくお願いします。


その他の略歴
■1994年 貿易貢献で日本貿易振興会(ジェトロ)理事長表彰受賞

■2002年 ジェトロ認定貿易アドバイザー試験問題作成委員に就任

■日本貿易学会会員

■特別授業・講演
 (海外)
  ケンブリッジ大学MBA
  クランフィールド大学MBA
  ストックホルム経済大学
  ヘルシンキ工科大学
  ベルリン自由大学
  ロンドン商工会議所
  ミラノ商工会議所
  ほか。

 (国内) 
  麗澤大学
  東京経済大学
  横浜商科大学
  日本貿易振興機構(ジェトロ)
  仙台商工会議所
  福島商工会議所
  甲府商工会議所
  盛岡商工会議所
  いわき商工会議所
  しまね産業振興財団
  国際経済交流財団
  ほか。

 (出演)
  英国BBCテレビ国際放送
  NHK教育テレビ
  
 
著書

「輸入ビジネスの新しい儲け方」
(すばる舎) New!

「ぜったい儲かる!輸入ビジネス」
(すばる舎)

「輸入ビジネスーヒット商品のつくり方、見つけ方」
(すばる舎)

「起業バンザイ!会社をつくって成功する人しない人」
(すばる舎)

「Selling into Japan」
(英国Venture Handbooks)

「実践 国際ビジネス教本」
(世界経済情報サービス刊。ジェトロ編集)

「貿易戦争から見る世界と日本」
(こう書房)

「輸入ビジネスはこんなに儲かる」
(かんき出版)

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